インターアクション（横浜市金沢区、木地英雄社長）は4月24日、中国の大全集団との共同事業における第1号案件として、鹿児島県鹿屋市高隈町でのメガソーラー発電事業に合意したと発表した。
　同社と大全集団は2012年12月5日に、日本において共同で再生可能エネルギー発電及び高効率火力発電に関する技術開発、発電所の設置運営を行うことで合意、まずは3年間で200MW、総投資額600億円の太陽光発電事業の実施を目指していた。
　第1 号案件である鹿児島県鹿屋市高隈町でのメガソーラー発電事業では、発電出力1.5MWの「アイディアルソーラー鹿屋市高隈発電所」を建設する。モジュールはインターアクション製245Wタイプを採用し、2013年12月の売電開始を予定している。
　なお、1965年に設立された大全集団は、中国重慶市や江蘇省南京市、アメリカ、ブラジル、ドイツに拠点を構え、自動車部品の米イートンをはじめ、シーメンスなど世界の大手企業とジョイントベンチャー事業を進めるなど、中国電気工業会をリードする10社のうちの1社として選ばれている企業集団。グループ企業は23社で、ポリシリコンを製造するダコ・ニュー・エナジーもその1社である。
　今後については、太陽光発電所としては日本で初めての信託受益権スキーム事業であるため、発電所完成後の資金流動化を行うとしている。また、事業スキームを含めた発電所建設のトータルソリューションも提供していくつもりだ。