高耐食溶融めっき鋼板「ZAM」の太陽光発電向け需要対応について
2012.07.10
このたび当社は、戦略商品である高耐食溶融めっき鋼板「ZAM(ザム)」の太陽光発電
向け需要増加に対応する体制を整えましたので、お知らせいたします。
2000 年に販売を開始した亜鉛(Zinc)- アルミニウム(Aluminum) -マグネシウム
(Magnesium)系溶融めっき鋼板「ZAM」は、高耐食をはじめとする商品機能をお客様か
ら高く評価いただき、建材分野から土木・農業・自動車・電機と、幅広く使用されており
ます。
生産拠点も東予製造所(愛媛県)に加え、堺製造所(大阪府)、市川製造所(千葉県)と
順次増強し、3拠点で月産約6万トンの体制を整えております。
最近では、大規模太陽光発電設備(メガソーラー)から住宅向けまで、太陽光発電設備
の架台に幅広く採用されており、この7月から実施される「再生可能エネルギー固定価格
買取制度」により、さらなる需要拡大が見込まれます。
特に太陽光発電設備の架台向け「ZAM」は、固定価格買取制度に応じた耐久性を実現
するめっき付着量のレパートリーや、有機系クロムフリー特殊処理(ZG処理)の使用な
ど、環境にも配慮した商品となっており、後めっき品に比べ、軽量化や設計自由度拡大、
工程省略によるコストダウンなどが期待できます。
当社はこのたび、架台向け「ZAM」の生産を大幅に引き上げるとともに、お客様の急
な要請にも短納期で対応できるよう通常の1.5倍の在庫を準備して、太陽光発電設備の
需要拡大に対応した生産・販売体制を整えました。
当社は、今後ともお客様とともに、新エネルギー分野や環境分野など、成長が期待され
る分野を中心に、「ZAM」をはじめとした特長ある商品で、国内外における新たなマーケ
ットの創造に努めてまいります。
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