日揮（横浜市西区、竹内敬介会長）は5月14日、大分県大分市臨海工業地帯において、開発を進めてきた出力26.5MWの大規模太陽光発電所が4月30日に完成、5月1日より売電を開始したと発表した。5月14日には、大分県の広瀬勝貞知事をはじめ、大分市の釘宮磐市長、日揮の川名浩一社長のほか、多くの関係者を集め、竣工式を執り行った。
　同事業は、日揮にとって国内初の太陽光発電事業であり、同発電所の売電開始時において、発電量で国内最大級のメガソーラー事業となる。同社の事業開発案件としては、スペイン・コルドバ地区の太陽熱発電事業（発電容量10万kW。2011年3月商業運転開始）に次ぐ、2件目の事業。
　今回稼働した「NISSAN Green Energy Farm in Oita（日産グリーン・エナジー・ファーム・イン大分）」は日産自動車より貸与した敷地面積35万㎡に発電容量26.5MWを設置したもので、運営事業者は日揮の100％出資会社である日揮みらいソーラー（横浜市西区、溝口真史社長）。施工は、日揮の子会社である日揮プラントソリューションと四電エンジニアリングで構成されるコンソーシアムが担当した。2012年9月に杭工事などの本工事に着工、2013年3月に送電線への接続工事を完了、試運転を開始し、2013年5月1日に売電を開始した。太陽光パネルは、シャープ製及びソーラーフロンティア製を合計約114,000枚採用している。