大和ハウス工業（大阪市北区、大野直竹社長）と大和エネルギー（大阪市北区、松嶋秀和社長）は10月4日、鹿児島県霧島市の旧鹿児島工場跡地に総出力2.65MWのメガソーラーを建設すると発表した。2014年3月より、発電した電力を九州電力に全量売電する。
　「（仮称）旧鹿児島工場跡地太陽光発電所」は、鹿児島県霧島市隼人町の旧鹿児島工場跡地（2009年9月末閉鎖）の約46,465㎡に総出力2.65MWを設置するもの。大和エネルギーが発電事業者として、大和ハウス工業が所有する土地にメガソーラーを建設、電力会社へ全量売電するとともに、メガソーラーの運営管理を行う。太陽電池モジュールはシャープ製多結晶シリコン型、パワーコンディショナは東芝三菱電機産業システム製を採用する。年間発電量は、約563世帯分の消費電力量に相当する約266万kWhを見込む。総投資額は約7億円、2014年2月に竣工する予定だ。
　なお、大和ハウスグループでは、2012年度までに約42.9MWの太陽光発電所を受注してきたほか、自社の工場跡地や屋根を有効活用したメガソーラー事業にも参画している。
　同社は、「今後も大和ハウスグループでは、「風」「太陽」「水」の再生可能エネルギー資源の有効活用をテーマに自社未利用地の活用をはじめ、自治体や各企業が保有する未利用地なども活用した再生可能エネルギー事業について、創業以来培ってきた技術力を活かし、2015年度までに計100MWの再生可能エネルギーによる発電事業に取り組みます」としている。