新電元、三相9.9kWパワコン発売 力率一定制御機能のオプション追加も
2013.10.10
PVeye
新電元工業(東京都千代田区、森川雅人社長)は10月10日、太陽光発電用パワーコンディショナの新製品として、三相9.9kWタイプを発売すると発表した。2013年11月から納入を開始する予定だ。
今回の9.9kWタイプ「PVS9R9T200」の販売開始により、出力10kW以上50kW未満の低圧連系システムにおいて、従来機である10kWタイプとの組み合わせることで、出力49.9kWでの設置が可能となる。電力変換効率は業界最高水準となる93%以上(最大電力変換効率、接続箱機能含む)、屋内外仕様であるうえ、コンパクトな設計なので小型・軽量化も実現しているという。従来機と同様、商用トランスを内蔵した高周波絶縁方式を採用。電気安全環境研究所(JET)認証も今後取得する予定だ。
また同社は、太陽光発電用パワーコンディショナの三相10kWタイプと今回発売する三相9.9kWタイプについて、オプション機能として、「力率一定制御機能」を追加する。同機能を搭載したパワーコンディショナは2013年11月から納入を開始する。
太陽光発電システムやメガソーラーの導入拡大に伴い、系統電圧の上昇やバンク逆潮流容量などの問題により、大容量のみならず中小容量のパワーコンディショナにも力率一定制御機能を要求されるケースがある。同社は今後、そのようなケースが増加することを予想し、ユーザーの要望に応えていくため、オプション機能として力率一定制御機能(PF)を追加したとしている。
今回追加したオプション機能は、力率の自動制御と一定制御のどちらも選択でき、力率一定制御を選択した場合、0.80~1.00まで0.01刻みで設定可能。「自動/一定制御」及び「一定制御の力率値」は、現地で選択設定することができる。
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