大和ハウスグループ、和歌山市に20MWメガソーラー
2013.10.15
PVeye
大和ハウス工業(大阪市北区、大野直竹社長)と大和リース(大阪市中央区、森田俊作社長)、ダイワサービス(大阪市西区、城戸知幸社長)は10月15日、和歌山市加太の関西国際空港土砂採取事業跡地において、大和ハウスグループ最大の総出力約20MWのメガソーラーを建設すると発表した。同日、土地を所有する和歌山市と事業協定書を締結、2016年4月より、発電した電力を関西電力に全量売電し、20年間の運営管理を行っていく。
和歌山市が所有する関西国際空港土砂採取事業跡地に建設する「DREAM Solar 和歌山市加太」は、約35.8万㎡に約20MWの太陽光発電システムを設置するもので、発電事業者は大和リース。設計・施工を大和ハウス工業、施設管理をダイワサービスが担う。年間発電量は、約4,457世帯分の電力量に相当する約2,110万kWhを想定している。初期投資額は約60億円、維持運営投資額は約55億円。2014年6月に着工し、2016年3月竣工、同年4月の売電開始を目指している。
なお、売電金額の3%は、和歌山市内の公園・緑地整備やLED街路灯の設置といった地球温暖化対策に活用していくほか、発電所内に見学スペースを設け、太陽光パネルによる発電電力を「見せる化」することで、小中学生向けの環境学習授業などにも役立てていく。
また同社は、移動用電源や停電時の非常用電源としても活用できるエリーパワー製の可搬式リチウムイオン蓄電システム「パワーイレ プラス」及び可搬式(または固定式)の太陽光パネル(520W)を連系させた電源装置「ソーラーストレージ」を和歌山市内の施設に10台寄贈する。災害や停電などの非常時には、日中に太陽光パネルで創出した電力を直接「パワーイレ プラス」に蓄えることができるため、商用電源に頼らない独立電源システムとして利用可能。停電時のバックアップ電源としても利用できるため、BCP(事業継続計画)対策、CSR活動用としても利用できるという。
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