グリムスとエナリス、包括提携 太陽光発電分野などで協業
2013.12.26
PVeye
太陽光発電システム販売を手掛けるグリムス(東京都品川区、田中政臣社長)とエネルギーマネジメント企業のエナリス(東京都足立区、池田元英社長)は12月26日、「包括的な協業に関する契約書」を締結したと発表した。販売手法の多様化や新規商材の拡充を推進するグリムスグループと営業力強化を目指すエナリスが包括的に提携することにより、エナリスが拡大する金融機関などの戦略的パートナ―との取り組みをグリムスグループがフォローする体制を構築。両社の強みを生かした営業戦略を推進することで、業容拡大を目指すとしている。
グリムスグループは、一般家庭向けに住宅用太陽光発電システムなどを販売するスマートハウスプロジェクト事業、事業者向けに電力基本料金削減コンサルティングやLED照明の販売を行うエネルギーコストソリューション事業を柱とし、環境・再生可能エネルギー・電力といった分野を軸とした営業ノウハウに強みを有している。一方、エナリスは、エネルギーの効率的利用をテーマとして、電力取引やエネルギーマネジメント、電力流通情報といったサービスを提供しており、需給管理ノウハウを核としたサービスの企画・開発・運用力に強みを持つ。
両社は、様々なサービスや商材について協業の可能性を検討すべく、「包括的な協業に関する契約書」を締結。スマートハウスプロジェクト事業において、エナリスによる電力買取りについての提携を行うため、グリムスの連結子会社であるグリムスソーラー(東京都品川区、加藤孝介社長)とエナリスの間で「太陽光発電の電力買取りに関わる業務委託契約書」を交わしたほか、エネルギーコストソリューション事業において、エナリスが行う電力代理購入サービスをグリムスグループにおいても販売するため、グリムスの連結子会社であるGRコンサルティング(東京都品川区、三浦幹之社長)とエナリスにて「代理購入サービスに関わる販売業務委託契約書」も締結している。
なお、GRコンサルティングは、契約締結初年度の販売計画を2,000件と設定し、エナリスの中核的な代理店という位置付けで、主力商品の一つとして積極的に販売していく。
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