薄膜CIS太陽電池メーカーのソーラーフロンティア（東京都港区、玉井裕人社長）は1月28日、福岡市内で新たにオープンする『コメダ珈琲店 福岡原店』に対し、CIS太陽電池モジュール155枚を納入したと発表した。
　今回の設置は、ソーラーフロンティア代理店の新出光（福岡市博多区、出光泰典社長）が太陽光発電システムの販売・施工で培ってきたノウハウを、自らのグループ会社であるⅰ・ライフソリューションズが運営する『コメダ珈琲店 福岡原店』に活用したもの。新店舗は2月4日にオープンする予定だ。設置規模は15.5kW、年間発電量は16,170KWhを見込む。
　施工時間や作業負担を少なくするクロスワン工法を用いて、店舗屋根にソーラーフロンティア製薄型・軽量CIS薄膜太陽電池モジュール「Solacis neo（ソラシス・ネオ）」を設置した。同工法は、金具やモジュールを固定する部品数を大幅削減し、屋根への負担などを低減するものである。「ソラシス・ネオ」については、従来並みの発電能力を維持しながら、約6.5mm という薄さや、従来比40％減の約8.0kgの軽さといった特徴を持つ点が評価されたほか、CIS技術により可能となったフレームレスな形状のデザイン性の高さや新店舗の屋根へのフィット感も採用の決め手となったという。