ユーラス、道内最大のメガソーラー稼働 出力30MW
2014.02.26
PVeye
太陽光発電のIPP(独立系発電)事業を手掛けるユーラスエナジーホールディングス(東京都港区、清水正己社長)はこのほど、北海道で建設していた大型メガソーラーを稼働させた。出力は交流ベースで30MWに及ぶ。操業中の太陽光発電所では道内最大規模となる。
本事業は2012年3月に、FIT(再生可能エネルギーの全量買取り制度)の活用を前提にスタートした大規模プロジェクト。ユーラスは白糠町と合意し、釧路白糠工業団地内の敷地面積約62㏊の遊休地を活用した。
モジュールに京セラ製を、PCS(パワーコンディショナ)に東芝三菱電機産業システム製を選定。設置したモジュールは13万4400枚に達し、年間の発電量は一般家庭約9600世帯の電力消費量に相当する。2月13日に運転を開始し、発電した電力は12年度の買取り価格、kWhあたり42円で北海道電力に売電している。
同社広報部は「先月から稼働し、雪の影響などもなく順調に発電している」と話している。
同社は、東京電力40%、豊田通商60%出資の合弁会社。1987年から風力発電を皮切りに再生可能エネルギー事業を開始した。海外の風力発電所も含めると、再エネ発電所の開発実績は2.1GW以上にのぼる。太陽光発電所は、今回の「白糠太陽光発電所」が国内2ヵ所目。このほか、現在5ヵ所で建設している。
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