三井化学（東京都港区、淡輪敏社長）は4月21日、太陽光発電に関する診断及びコンサルティング事業に関する実証を行う太陽光発電所を茂原分工場に建設、4月8日に発電を開始したと発表した。
　同社はドイツの試験機関であるPI Photovoltaik-Institut Berlinと太陽光発電に関する診断及びコンサルティング事業を開始することで合意しており、今回、千葉県茂原市の同社茂原分工場内に完成した太陽光発電所はその実証用設備である。太陽光発電所には、多結晶シリコン型と化合物薄膜型の2種類の太陽光パネル、直流1000V仕様の高電圧対応パワーコンディショナのほか、独自の遠隔監視システムを導入。発電能力は335kWである。今後、太陽光発電に関する診断及びコンサルティング事業で提供する診断技術や保守・メンテナンス技術を拡大させるべく活用していくとしている。