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コラム

失敗しないスマートハウスづくりQ&A Vol.2

2015.06.29 ENERGYeyeコラム

スマートハウスに興味はあるけど、わからないことだらけ。そんなあなたの素朴な疑問に答えます!スマートハウスの購入を検討する前にこれだけは知っておこう。~Vol.2~

 

 

Q8.スマートハウスはなぜ省エネ性能が高いの?

A8.住宅メーカーは、木造軸組工法や木造枠組壁工法、軽量鉄骨、重量鉄骨など、在来の工法でスマートハウスを建てますが、壁や床、屋根に断熱材を入れ、窓に複層ガラス入りのサッシをつかって住宅の断熱性を高めています。さらに、風の侵入を防ぐため、サッシやドアのわずかな隙間を塞いで気密性を上げたり、夏場の冷房の使用量を抑えるために自然通風の入りやすい設計を施したり、各社各様に工夫を凝らしています。スマートハウスは、住宅自体の省エネ性能も高いのですが、エネルギーを「つくって」、「ためて」、「賢くつかう」機能を持った住宅を指します。エネルギーをつくる太陽光発電システムなどの創エネ機器と、エネルギーをためる蓄電池、そしてIT技術でエネルギーの需給を最適制御するHEMS(家庭内エネルギー管理システム)を備えています。創エネ、蓄エネ、省エネの最新技術が融合した次世代住宅なのです。

 

Q9.住宅の断熱性能は何を基準に評価すればいいの?

A9.断熱性に優れた住宅ほど、住宅内外を移動する熱量が少ないので、その性能を評価する指標としてQ値(熱損失係数)が用いられています。これは、外の気温が1℃下がった際に住宅内から逃げる1時間の熱量で、床面積1㎡当たりで換算するため、単位はW/㎡・Kで表します。Q値が小さいほど、断熱性能に優れた住宅といえます。Q値が5W/㎡・K前後の旧省エネ住宅に対し、スマートハウスのQ値は2~3W/㎡・Kです。

 

Q10.創エネ機器の代表格、太陽光発電の実力とは?

A10.太陽光発電システムは、太陽エネルギーを電力に変換する半導体の原理を応用した発電装置です。太陽光がエネルギー源なので燃料費はゼロ。太陽光パネルを屋根に設置すれば、維持管理の手間はほとんどかかりません。出力は4~5kWが目安です。仮に5kWのパネルを載せると、年間5000kWhの電力量を生み出すので、平均的な家庭の年間の電力消費量を5500kWhとすれば、その9割を太陽光発電で賄える計算になります。

 

 

Q11.太陽光発電で余った電力はいくらで売れるの?

A11.出力10kW未満の住宅用太陽光発電は、2014年度は1kWh当たり37円で10年間売電できましたが、2015年度は価格が改定されます。4月1日から遠隔操作で出力を抑えられる出力制御対応機器の設置が義務付けられるので、同機器がある場合は、その導入コストが価格に反映され、35円となります。一方、東京、中部、関西の各電力地域は当面、出力抑制の対象外なので、同機器なしの場合の33円が適用されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q12.住宅用の太陽光発電でも、全量売電できるの?

A12.出力10kW以上の太陽光発電は、原則、発電した電力をすべて売電できます。住宅用の太陽光発電も、太陽光パネルを10kW以上設置していれば、全量売電の対象設備となります。2014年度の10kW以上の買取価格は税抜32円でしたが、2015年度は4月1日から6月30日までは29円、7月1日以降は27円に引き下げられます。余剰電力の売電単価よりも安価ですが、20年間全量売電できるため、売電収入は格段に増えます。

 

Q13.太陽光発電の出力が抑制されると聞いたけど?

A13.太陽光発電の普及が拡大したため電力の安定供給が損なわれる可能性が出てきました。そこで住宅用太陽光発電も出力抑制の対象になったのです。抑制されるとその間は売電収入が得られません。北海道、東北、北陸、四国、中国、九州、沖縄の7地域では無制限に抑制されるため売電機会の損失リスクは大きいのですが、10kW未満の住宅用は極力抑制しないよう配慮され、当面は、出力抑制が発動される可能性は小さいとみられています。

 

Q14.太陽光パネルのなかで最も性能がいいのはどれ?

A14.太陽光パネルの種類は、単結晶シリコン型、多結晶シリコン型、薄膜化合物半導体型、薄膜シリコン型などがあります。太陽エネルギーを電力に変換する効率を変換効率と呼び、変換効率が高いほど発電性能が優れているとされています。変換効率が高いのは単結晶シリコン型です。ただし実際の発電量や単位出力あたりの価格、長期耐久性など、様々な評価基準があり、一概に単結晶シリコン型がよいとはいい切れません。

 

 

Q15.家庭用燃料電池にはどのような機能があるの?

A15.家庭用燃料電池は、通称「エネファーム」と呼ばれ、都市ガスやLPガス、灯油から水素を取り出し、空気中の酸素と化学反応させて発電する装置です。発電と同時に排熱を回収して温水をつくる機能があり、お湯は貯湯タンクにため、給湯や床暖房などに利用します。太陽光発電システムと併設すれば、FITにおける「ダブル発電」の扱いになり、余剰電力を売電できます。ただし買取り価格は下がるので、ご注意を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q16.「ダブル発電」はお得なのか?

A16.太陽光発電の電力だけを売電するより、売電単価が下がりますが、燃料電池の電力を家庭の電力消費に充てられるので、より多く売電できます。燃料電池の価格が下がればお得感が出てくるかもしれません。ただし、蓄電池を利用する場合は要注意です。蓄電池は発電しませんが、余剰電力の売電時に放電するとダブル発電となり、売電単価が下がります。売電と放電が同時に起こらないように設定しておけば、これを回避できます。

 

Q17.太陽光発電や燃料電池のほかにも創エネ機器はある?

A17.家庭用燃料電池と同じく、発電の際の排熱を回収して温水をつくる家庭用コージェネレーションシステムのひとつに、「エコウィル」があります。都市ガスを燃料に小型ガスエンジンを動かし、その動力で発電する装置です。機能は燃料電池と同じで、太陽光発電と併設すれば「ダブル発電」も可能です。「エコウィル」の魅力は何といっても割安な価格です。燃料電池が200万円弱かかるのに対し、「エコウィル」は80万円程度です。

 

次回、Vol.3へつづく

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