失敗しないスマートハウスづくりQ&A Vol.4
2015.07.13 ENERGYeyeコラム
スマートハウスに興味はあるけど、わからないことだらけ。そんなあなたの素朴な疑問に答えます!スマートハウスの購入を検討する前にこれだけは知っておこう。~Vol.4~
Q24.各構成機器の寿命ってあるの?
A24.スマートハウスを構成する機器はそれぞれ耐用年数が異なります。たとえば、太陽光発電システムは、太陽光パネル自体は20年以上もつといわれていますが、パワーコンディショナの寿命は10年が目安です。リチウムイオン蓄電池や燃料電池、「エコウィル」などもメーカーの保証期間は10年ですから、それを超えると性能が落ち、不具合や故障も目立ってきます。各機器の寿命を知って、計画的に交換することが大事です。
Q25.スマートハウスの初期費用はいくらかかるの?
A25.仮に4kWの太陽光発電システムを設置してHEMSと蓄電池も入れると、機器だけで400万円前後になります。住宅の坪単価は、大手ハウスメーカーが50万~70万円、中小工務店で30万~50万円ですが、これらをスマートハウス仕様にすると、坪単価が10万円程度上がります。ただ、様々な補助金があるので、上手く活用できれば初期投資はかなり抑えられます。一般にスマートハウスの坪単価は60万~80万円が目安です。
Q26.スマートハウスはペイするの?
A26.太陽光パネルをできるだけ多く設置して売電収入の最大化を図り、経済性を追求すれば、エネルギー機器の設備投資分は10年以内で回収できます。HEMSは必要ですが、創エネ機器は「エコウィル」にとどめ、燃料電池は省略し、蓄電池も外すべきでしょう。そして補助金の活用がカギを握ります。パネルを10kW以上載せられれば、経済性は向上しますが、難しいようであればZEHを目指して補助金を得るのも一つの手です。
Q27.スマートハウスづくりの失敗しないポイントは?
A27.スマートハウスに何を求めるか、明確にすることが重要です。経済性なのか、安全性なのか、利便性なのか。たとえば、非常時の電源確保が狙いであれば、創エネ機器は太陽光発電だけでなく、燃料電池や「エコウィル」を併設してもいいでしょう。とくに蓄エネ機器は欠かせません。蓄電池に加え、EVやPHEVも活用すると充実します。場合によっては投資回収ができなくなりますが、代わりに安心感が得られます。
Q28.建設業者を選ぶときの留意点は?
A28.優れた建設業者は、住まい手の目的に合わせて、省エネ・創エネ・蓄エネのパフォーマンスを最大限発揮したスマートハウスを建設してくれます。建築の経験だけでなく、各構成機器に精通しており、売電収入と光熱費のシミュレーションに基づくキャッシュフロー計画の作成から様々な補助金の申請手続きまで迅速に進めます。事前の打ち合わせ段階で、依頼する業者にその能力があるかどうかよく見極めるべきでしょう。
Q29.スマートハウスの主力メーカーはどこ?
A29.積水ハウス、大和ハウス工業、セキスイハイムがスマートハウスの建設実績で先行しています。3社は、太陽光発電と燃料電池のダブル発電タイプや、蓄電池を標準搭載した自給自足タイプ、経済性重視の10kW超太陽光住宅のほか、ZEH基準に適合したモデルまで、様々な目的に対応したスマートハウスを商品化しています。すべてお任せという方は、スマートハウス3 強に依頼すれば、失敗はないでしょう。
Q30.その他の大手メーカー各社の特長は?
A30.パナホームは機器すべてパナソニック製、ITとエネルギーの最新技術が注目を集めています。ミサワホームはZEH対応住宅にも力を入れています。木の家にこだわる方は住友林業でしょう。自然通風を考慮した独自設計で先行しています。三井ホームは全館空調システムに定評があり、住宅のデザイン性も優れています。安全性重視派は旭化成ホームズ。耐火性に優れた外壁が火災から守ってくれます。
- 2015.11.30
-
ENERGYeyeコラム
- 2015.11.10
-
ENERGYeyeコラム
- 2015.11.05
-
ENERGYeyeコラム
- 2015.07.13
-
ENERGYeyeコラム
- 2015.07.06
-
ENERGYeyeコラム
- 2015.06.29
-
ENERGYeyeコラム
- 2015.06.10
-
ENERGYeyeコラム
- 2015.06.03
-
ENERGYeyeコラム
- 2015.05.27
-
ENERGYeyeコラム
- 2015.05.25
-
ENERGYeyeコラム