eo光でおなじみ ケイ・オプティコムが電力小売りに参入する理由
2015.11.30 ENERGYeyeコラム
関西圏にお住いの方なら、『eo光』というブランドを一度は耳にしたことがあるはず。唐沢寿明や相武紗季といった大物俳優を起用したCMは関西圏では特に有名だ。
この『eo光』とは、関西電力100%子会社であるケイ・オプティコムが提供するインターネットサービス事業のこと。インターネット、光電話、光テレビといった情報通信インフラを手がける、そんなケイ・オプティコムが、2016年4月から電力小売りに参入し、一般家庭に『eo電気』を販売するという。
参入の理由を、橘俊郎取締役・経営本部副本部長は、「一般家庭に対して、総合的な社会インフラを提供したいという思いがあった」と話す。
ケイ・オプティコムは、ちょうど1年ほど前にも、MVNO(仮想移動体通信事業者)制度の下、スマホのサービスの提供も開始。「ご家庭内のインフラ提供は、これまでに培ったノウハウがある」(橘氏)ことから、他社に先駆け、いち早く電力小売りへの参入表明をしてきた。
気になる電気のお届け先だが、「eo光の提供エリア(関西圏)」内で、すでに155万世帯が加入済みというeo光の契約者へ、まずは電気を提供していく予定だ。
eo光の契約者が、eo電気を選べば、決済の一元化が図れ、おまとめ払いもできるだろうし、セット割といったサービスも受けられるかもしれない。橘氏も「電気をご家庭に届けるだけではなく、インターネット事業などと組み合わせた付加価値サービスを検討中」だというから、今後のサービス内容に期待したいところ。
一般消費者の心をつかむには、お得な電気を提供しなければならない。ただ橘氏は「知名度のある『eo光』という安心感、電力の100%子会社という信頼感も重要ですよね」と語る。
電力乗り換えの事前申し込みがスタートする16年1月まで、あと1か月余り。電気料金やサービスプランが出揃うまで、一般家庭の新電力選びはもう少し時間がかかりそうだ。
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